先程フェイスブックや全国版のブログでご紹介したアイルランドリネンのジャケットですが、実はメンズサイズもございます。
何故、webサイトにてメンズをご紹介しなかったかと言うと、工場との確認ミスで
「メンズサイズのジャケットもレディースのうちあわせで上がってきてしまったから」というのが理由です。
このジャケットは、様々なイメージの中から取り上げたanalog undergroundの中でも上のランクに位置する製品にしたかった為
工場から届いた箱をあけて「しまった・・」という感覚でした。
うちあわせの補修はできず、悩んだ結果工場様に訳を話すと気持ち良くメンズ生産分の工賃を値引きして下さいました。
他のメーカー様では受けて頂けない少量生産分。メンズサイズはMのワンサイズですが
(ウエストを共布のヒモでしばるガウン型なのでワンサイズ)
メンズサイズのみ、明日12月12日より実店舗にて8.000+taxにて販売する事にしました。
こちらをご覧頂くとわかると思いますが、通常レディースサイズは27000+taxの高価な素材を使っています。
ただ、
失敗は失敗。
うちあわせ(ボタンの付く位置が左右反対)がレディース使用になってしまいますが、「それでもこの価格ならいいよ」というお客様がいらしたら
実店舗まで足をお運び下さい。
*少量の生産ですから、売り切れ次第終了致します*
自社のオリジナルブランドを創り上げていくというのは、非常に根気のいる仕事です。
web上では、近隣のお客様以外検索するはずのないブランド名を掲げて掲載するわけですから
一夜では成り立ちません。
また、様々なマーケティング手法が言われていますが、どれを見ても「自分はそうは思わない」という考えが先に立ってしまいます。
例えて言えば、道のないところに道を作るのが自分の生涯をかけた仕事であり
それをなし得なければ、何も残せなかった事になります。
整備された道を通る後輩達にも、次々と抜かされていくのかもしれません。
それでも、絶命する時に自分の作った道に誰かが続いていてくれれば、それは間違いではなかったと思えるでしょう。
来年は、自分の持っている全ての力を使い「当たり前」を超えたところでの挑戦に本腰を入れ、
analog undergroundという自社ブランドを、一つ階段を昇った所に上げたいと思います。
少なからず言える事は、よく世間的にいう「我々」という言葉。その「我々」に属してたまるかというのがこの店の始まりでした。
現実的にそうはいかない部分も沢山ありますが、自分にしかできない事を少しずつ目にみえるようなカタチにしていくつもりです。