ウール混のパーカー。

analog

2015年10月25日 17:18

1960年頃、「羊毛よ さようなら」のキャッチコピーの元に生まれてきた素材がアクリルです。

羊毛の代りに多くのニットなどがアクリルとなり、価格も低価格へと進みました。

しかし、天然繊維への回帰が起きているのは皆様もお気づきの事と思います。

特に「オーガニック」というキーワードの元に様々な天然繊維の見直しが進み

化学繊維=質への疑問が頭に浮かびます。

また、天然繊維の強度やストレッチ性を保つ為に使われる役目としての化学繊維は

その便利さと役割の元に悪いイメージがあまりありません。

メインとして使われている繊維が何を使っていて、だからコストがこうなりました。という事はほぼ推測ができます。

今回、ラルフローレンが得意としてきたネイティブ調の柄を単色でジャガードにした生地を見つけた事からこの企画が生まれました。

メイン素材としてウールを70%以上含む素材は、着込む程に独自の味がでる素材。

クラシックなフーデットパーカーでの企画です。

ヴィンテージを意識するならば、吊り天竺などを使った裏毛のスゥエットのほうが

売る側から考えれば商売向きだと思います。

しかし、質の良い素材を使った無地の製品はここ数年のスタンダードとして定着した今、

ダブルギビングでは違う角度から見たクラシックで、良い表現の素材を使い製品化しました。


たった一つのパーカーでも、沢山のストーリーや考え方が反映されています。



たった50着程の製品を作るのにも、様々な考え方によって作られています。

売れるから作るという大量生産には属さない、好きな人は着てくださいというスタンス。

今後も同じような考え方で商品の展開を進めて参ります。

Double giving Classic Jacquard zip parkaは男女兼用。web shopにも本日掲載しました>>








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