写真は、20年以上前のラルフローレンのジャケット(私物)。
ガンクラブチェックは昔から愛されてきた柄の一つで、流行はありません。
ラルフローレンのジャケットはハリスツィードではありませんが
今回のハリスツィードの生地サンプルブックの中に同じような生地を見かけました。
ハリスツイードは、スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島でつくられる
手織りの最高級のツイード素材。スコットランドの羊毛の新毛で紡いだ紡毛糸を使用し手織機で綾織や杉綾に織ったものです。
昔からの伝統ある生地ですが、今季は沢山の会社様がこの生地を使った製品を販売している影響もあるのだと思いますが
通常10月に生地が入荷して、売り切れが出始めるのは12月頃から。
しかし、今季は10月の生地入庫と同時に三分の一は売り切れてしまうという事態に陥っています。
不思議な事にグレー系の柄は全て売り切れ。
しかし、ガンクラブチェックに関しては昔から写真のような色合いが定番的に扱われています。
先週送られてきた生地のストックリストには少量ながら、このBASICな柄が在庫がありましたので
今年ハリスツィードのジャケットをとお考えのお客様がいらしゃれば、少し早めにご来店頂くのがよいと思っています。
世の中の流れから、「多少高額であっても一生着れるようなものを」という風潮に変わりつつあります。
analogは、昔からある完全にテーラーだけを扱う店ではありません。オリジナルで製作した商品とインポート商品も同時に陳列しております。
少し前に音楽の世界で、オルタナティヴという言葉がありました。
*オルタナティヴ・ミュージック (alternative music) とは、現在の商業的な音楽や流行音楽とは一線を引き、
時代の流れに捕われない普遍的なものを追い求める精神や、前衛的でアンダーグラウンドな精神を持つ音楽シーンのことである。
しばしばロックの一ジャンルとして思われがちであるが、厳密にはジャンルではない。
analogは、新しい洋装店やテーラーの役割を取りいれています。
一番先にお伺いするのは、皆様のライフスタイルから。その生活様式にあった、洋服をおつくりさせて頂いています。
そんな意味合いで言えばオルタナティヴ洋装店というのが今風の呼び方なのかもしれません。
下の写真は、お客様のご要望でお作りさせて頂いた少し明るめのチェック柄。
生地サンプルは小さく、中々ジャケットになった時のイメージがしにくいのですが、明るい柄もとても良い雰囲気をもっています。
年内中にお渡しできるオーダーのリミットも迫っておりますので
気になっていらっしゃる方がいらしたら、ご相談だけでもかまいませんので店頭までいらして下さい。