多様化するライフスタイルの中で、お店の立ち位置や、運営方法、商品までもがどんどん変わっていく時代です。
それは、とても足早に過ぎ去り、どんどん新しいものへと変わります。
戦後、街には靴磨きをする少年達が溢れていたと聞きます。
現代では様相を変え、一つの技術として確立しつつあるのではないでしょうか。
そういった新しい文化の一つ一つを捉えていく事は
多様に変化するお店のスタイルを確立していくのに必要な事でもあり
どうやって一つの製品が出来上がり、それにはどんな理由があって、その素材が使われたのかを知るきっかけにもなります。
一つのモノを一生使う精神や、それを何処の誰が作ったのかという事は
溢れる「ブランド」という名称の影に隠れてしまっています。
洋服に限っていえば、「ブランドだから良い」という構図は崩れつつあります。
それよりも、その製品を何処の誰がどんなふうに作ったのか。
そしてそれは、自分に合っているのか。また、その縫製や素材は何を基準に良いという判断なのかが問われる時代になりました。
来週10月30日(日)チェリストで靴磨き職人の高木さんがanalogにて靴磨きをやってくださいます。
高木さんの靴磨きは、月に一度かれこれ一年以上analogで行われています。
靴磨きの技術はもちろん、いつも驚くのは、その話の深さです。
靴について、素材について、それ以外にも現代の社会背景や、流行、音楽の事、様々な視点から会話をしながら
靴を磨いて下さいます。
単純に靴を綺麗にするのであれば、誰にでも挑戦できる事。
しかし、それはその靴の持ち主がどんな気持ちで履きたいかを確かめるように会話を進めながら仕上がっていきます。
そんな体験をしてみたい方、あるいは靴磨きを仕事としてやってみたい方、趣味として続けたい方は
是非、10月30日(日)(午前11時~夕方頃まで)自慢の靴を持って高木さんに会いにいらしてください。
靴磨きは、analogカフェスペースにて。ワンドリンク付き一足1500円~となります。