2014年10月27日

バイローカルキャンペーン

この場所で商売をしていると、地域の大切さや、都会に負けない力、そして全国チェーン店に負けない力を身につけないと淘汰されてしまう危機に直面します。

弊店の課題でもあるのですが、どれだけ地域の方々の役に立てるかという所が

この先何年続けていけるかという所に繋がっているというのは言うまでもありません。

「ファッション」を流行という意味合いで捉えるならば、都会との格差もあるでしょう。これは、僕らのような小売店にも責任があります。

商品を仕入れる際に、「首都圏では、そういうモノが売れるかもしれないが地方では無理」と決めつけている所があるからです。

例えば、都会の中でのアウトドアスタイルは洗練して見えるのかもしれませんが、地方でのアウトドアスタイルというのは

リアルに生活に密着したものに見られがちです。

しかしファッションというものが、本当に最新のパリコレクションやその流れを着る事を云うのでしょうか。

様々な解釈、尺度があってどれも間違いではありませんが

少なくとも僕らは、「人の生き方が反映されたもの」として考えています。

報道のされ方、マスコミへの取り上げられ方、雑誌掲載の裏側、事によると政治までもが

それぞれの営利を目的に成り立っているのではないでしょうか。

寂しい限りではありますがそのように思えてしかたありません。


大量生産は、経済成長の裏付けでもありますから必要な方法だと思います。

しかし、有名なスーパーブランドとして位置づけられているブランドの一部も、家内制手工業から始まっています。

大量生産のデメリットとして、無個性であり、大衆化する事による価値の下落は一目瞭然です。

今、世界では家内制手工業への回帰がはじまっています。

様々な大小の小売店が、ハンドメイド作家を探していますし、独特な展開をする小さな会社を探しています。

そういった流れが主流になるのは、日本においては数年後なのかもしれませんが

確実にその流れは始まっています。インスタグラムなどに自作の商品を掲載しているうちに、

海外から招待されたなどの事例もあり、その流れは加速する事と思います。


弊店のような地方の小さな企業、個人事業の方々には、そういったチャンスが待っています。

製品だけではなく、画期的な良いサービスを考案する事も良いでしょう。

その地域で永く商売をしていた店舗が無くなるというのは、その街の損失だと僕は思います。

そうなる事を知った時に初めて「残念だ」「もう少し頑張ってほしかった」そういう声を聞いたりします。

アメリカには「バイローカル団体」というのがあり、チェーン店ではなく、その地域商店で買い物をする日をつくり活動しています。

その地域に還流するお金の流れは、全国チェーンでは1割~2割ほどであるのに対して

地域の商店で買い物をすると、6割~7割がその地域に還流するというようなデーターもあるようです。

営業利益が上がれば、地方の税収も上がる訳ですから

本来、この点を地方の自治体は強力にサポートするべきです。


しかし、「誰かがやってくれる」という考えでは上手くいきません。

一件のお店だけでは、何も変わらないと思う事もありますが、独自にバイローカルキャンペーンを考えて

年明けからでも動きたいと思っています。ご一緒に進めてみたい考えの経営者さまはご一報頂ければと思います。

一店舗より二店舗、沢山の店舗が集まれば

チェーン店にも負けない仕組みが作れると思っています。





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Posted by analog at 19:23│Comments(0)日々思う事
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